鳴らせ鳴らせ ぼくの笛を

鳴らせ鳴らせ ぼくの笛を

鳴らせ 鳴らせ
ぼくの笛を

軽やかに歌うヒバリのように
ぼくの笛も 空へ向かって
舞い上がれ

ぼくは 全体ふいごとなって
体の中の 迷い子の風を
外へと押しだそう

迷い子の風よ
ぼくの笛を 鳴らせ 鳴らせ
歌となれ

風が きらりと色付くのは 外に光があるからだ

迷い子の風よ
大丈夫だよ
ぼくは 全体ふいごとなって
おまえを支える通底音を
ずっと奏で続けるよ

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